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売掛金が未入金。さて、そんな時は?

 
◆◇◆ 支払督促の申し立て制度 編 ◆◇◆
 
売掛金を支払ってくれない取引先に対して、期限を定めて内容証明郵便で請求したが、それでも支払ってくれない。やむを得ず法的手続をとりたい場合は、支払督促の申し立てがもっとも簡単で早い。支払督促は、訴訟、民事調停と並んで、簡易裁判所の主要な紛争解決方法の一つだ。
 
◎支払督促とは?
  • 書類審査で行う支払督促
    支払督促は、書類の審査だけで発付されるので、訴訟の場合のように、申立人が裁判所の法廷に出頭する必要がない。
  • 解決が早い支払い督促
    支払督促は、貸金、売掛金、賃金などを相手方が支払わない場合に、申立人の申立てだけに基づいてされる略式の手続だ。相手方の異議があれば訴訟となるが、異議がなければ申立人は仮執行宣言を得て強制執行に移ることもできるので、早くトラブルを解決できる。
  • 費用が安い支払督促
    申立人は、訴訟の半額の手数料と郵便料金だけで、支払督促の申立をすることができ、費用が安いのも支払督促の特色の一つだ。
◎督促手続の流れ
  1. まず裁判所に行って書記官に支払督促の申し立てをする。
  2. 裁判所が債務者に支払督促をする。
  3. これに対して2週間以内に債務者から督促異議の申し立てがなされれば、手続は通常の訴訟手続に移る。 他方、2週間経ってもに債務者から督促異議の申し立てがなされなかった場合、(4)以降の手続に進む。
  4. 今度は裁判所に仮執行宣言の申し立てをする。
    (注意)債務者が支払督促正本((2)の書類)を受け取った日から30日以内に仮執行宣言の申し立てがないときは、 支払督促は効力を失う。
  5. 裁判所が仮執行宣言をし、債務者に仮執行宣言付支払督促正本の送達をする。
  6. これに対してさらに2週間以内に債務者から督促異議の申し立て(執行停止の申し立て)がなされた場合、手続は通常の訴訟手続に移る。 他方、2週間以内に債務者から督促異議の申し立てがなされなければ、督促の効力が確定する。

 

◎用意するもの
(1) 申立書 (債務者数+債権者数+1)枚
(2) 申立手数料 申立ての際に裁判所に収める収入印紙。請求額に応じて異なる。
(3) 郵便切手 支払督促正本を債務者に送付するための切手。(6)の封筒に貼る。
最低でも、(債務者の数)×1,040円 と、債権者の通知用(80円)が必要。
(4) 印鑑 認印でも可
(5) はがき 1枚
(6) 封筒 定形最大のもの(長形2号)を当事者の数と同数。
1通に債権者の住所・氏名を書いて80円切手を貼り、残りは債務者の住所・氏名を書いて、 1,040円分の切手を貼る。
(7) 提出書類 請求内容によって必要な書類は異なる。以下は主なものの例。
登記簿謄本(土地・建物)
商業登記簿謄本(抄本) 相手方が法人の場合にはその商業登記簿謄本の提出が必要。務局で入手。1000円。
固定資産評価証明書
交通事故証明書
診断書・診療報酬明細書
契約書、領収書、納品書
 
◆◆ 見本 ◆◆
 
1ページ目
支払督促申立書
当事者の表示 別紙当事者目録記載のとおり
請求の趣旨及び原因 別紙請求の趣旨及び原因記載のとおり
債務者は、債権者に対し、請求の趣旨記載の金額を支払え、との支払督促を求める。
申立手続費用 金〇〇〇〇円
内訳
申立手数料 ○○○○円
督促正本送達費用 ○○○○円
支払督促発付通知費用 ○○円
申立書書記料 ○○○円
申立書提出費用 ○○○円
資格証明手数料 ○○○○円
平成〇〇年〇〇月〇〇日
債権者 〇〇 〇〇 印
〇〇〇〇簡易裁判所 御中
価額 〇〇〇〇万〇〇〇〇円
貼用印紙 〇〇〇〇円
郵便切手 〇〇〇〇円
添付書類
資格証明書 〇〇通
はがき 1通
 
2ページ目
請求の趣旨及ぴ原因
請求の趣旨
金○○○○○○○円
上記金額に対する平成○年○月○目から完済に至るまで年○%の割合による遅延損害金
金○○○○円(申立手続費用)
請求の原因
債権者は債務者に対し平成○年○月○日別紙金銭消費貸借契約に基づき金○○○○○○○円を貸し渡した。
右契約書により、右金員の弁済期は平成○年○月○日と定めた。
約定利息は 年利率○%である。
約定の遅延損害金は、年利率○%である。
しかるに、債務者は分割金○○○○○円を支払っただけで、その後残額支払いの約束の日である平成○年○月○日までに完済しなかった。
現在の債権残額は金○○○○○○○円である。
 
3ページ目
当事者目録
〒○○○−○○○○
(住所)
(氏名・商号) 債権者 ○○ ○○
(電話)
〒○○○−○○○○
(住所)
(氏名・商号) 債務者 ○○株式会社
代表者 代表取締役 ○○ ○○
(電話)
 
 
 



 

 

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